犯罪にあわれた被害者の遺児たちに幸せを
犯罪被害救援基金
当基金が発行している「ふれあい」に寄稿された奨学生・保護者等からのお便りの一部をここに紹介します。それぞれの方々が苦しみながらも前向きに頑張っておられる様子が赤裸々に伝えられております。ご一読いただければ幸甚です。
奨学生
「1月遅れの初日の出」
大一
ご支援を頂き、楽しく有意義な大学生活を送らせて頂いています。新しい授業形態に戸惑いながら、友人達と楽しく過ごした月日も早いもので、もうすぐ1年。夏休みから始めたアルバイトにも慣れました。片道2時間以上の通学時間に音楽を聴きながら眺める車窓の景色も、すっかり春から冬へ。宿題のレポートとアルバイトに追われてゆっくり出来なかったお正月休みでしたが、友人と1月遅れで初日の出を拝みに行って来ました。
保護者
「楽しさ一杯の様子に安堵」
月日の経つのは本当に早いもので、高校を卒業してからもう1年が経とうとしています。1学年最後のテストも受け、4月からは2学年進級の予定です。
心配しておりました2時間越えの通学時間、苦手な早起きにも慣れて、新しい友達と一緒に学び、語り合う楽しさ一杯の様子に安堵しております。
温かいご支援を賜り心より感謝申し上げます。
「孫の成長が楽しみです」
お世話になっております。孫も今年5年生になります。色々と興味を持つようになり、今は立方体に夢中です。
それから1年生後半からサッカーを始め1日も休む事なく練習に励んでおり、これからの孫の成長が楽しみです。
これからもよろしくお願い致します。
「ますます淋しくなりました」
いつもお世話になってます。ありがとうございます。
孫を祖父母で育てていましたが、その祖父(主人)が10月に他界してしまい、なかなか書く事が出来ず、申し訳ありません。まだ、なんとなく気持ちが落ち着くことが出来ずにいます。
孫もそんな中、大学に行く事が決まり、少し安心している所です。3人でも淋しかったのに2人になってしまい、ますます淋しくなりました。
でも孫の大学、成人式がこれから、やってやる事があります。二人で頑張って行きます。
「息子と2人で頑張ってきました」
いつも大変お世話になっております。
今年は息子が、小学校を卒業し、中学校入学という大きな変化の年です。子供より、こちらの方が初めての事ばかりで、ドキドキしています。主人を亡くしてから、2人で頑張ってきました。あどけない子供の表情だった子供も、背も伸びて少年になりました。
何だか最近は、子供の小さかった頃の写真や動画を観て涙する自分がいます。卒業式なんて、私は大泣きするんだろうなって思っています。でも、これは一つの区切りにしか過ぎず、これからまだまだ私達には色々な事があるんだろうなー。そんな時こそ、主人の事を思い出し、あの人だったらどういう風にするかな?どんなアドバイスを息子にかけるだろう?とふと立ち止まろうと思います。
今は、毎日寒い日が続き、気分も晴れない日もありますが春には晴ればれとした気持ちで、新しい環境を迎えたいと思います。
「子どもたちの笑顔のために」
いつもお世話になっております。早いもので事故から1年が経ちました。下の子は、卒園、入学時にバタバタした影響もあり、学校へ行って親と離れる、ということにいまだ不安を感じているようです。
ある日、急に父親が入院し、長期間会えなかった息子(下の子)の気持を考えると少し切なくも感じますが、彼に寄り添いながら少しずつ乗りこえていってくれたらいいな、と思っています。
一方で3年となったお姉ちゃんは、寂しい気持ちもあるとは思いますが、毎日、学校に習い事に、一生懸命、明るく過ごしています。彼女の明るさや元気な姿が私に安心とチカラをくれています。まだまだ主人本人もリハビリが続き、事故前の主人に戻ることはありませんが、子どもたちの笑顔のために精一杯頑張りたいと思います。
以前いただきました図書カードは、子どもたちそれぞれに欲しがっていた本を購入するのに使わせていただきました。ありがとうございました。
卒業家庭
「くやしかったであろう妻の為にも」
スポーツ店を始めてそろそろ軌道に乗りはじめた5年目。留守番をしていた妻が高校生に…。
41年前のことです。
長男が小学6年、長女が小学4年。それぞれ53歳、51歳、私も今年80歳。孫たちもそこそこ大人となり、この先どうするか、どう成るか、まだまだ迷っています。
しかし、くやしかったであろう妻の為にも、これからも周りの人に迷惑をかけない様、力いっぱい生きてゆこうと思っています。
「今でも犯人が憎い気持ちでいっぱいです」
ご無沙汰しております。皆様お変わりないでしょうか…。
あの日から38年が過ぎました。当時5才だった一人娘も43才となり三児の母として毎日頑張って生活しております。今だに当時を振り返ると涙が出てきます。今も元気で主人が生きていたら孫の顔
を見て喜んでいたと思います。43才の若さで突然亡くなってしまった主人ですが、天国から私達を見守ってくれているでしょうか。今でも犯人が憎い気持ちでいっぱいです。犯人が今普通に生活してる
と思うと悔しさで胸がいっぱいになります。もうこのような事件がない事を祈る限りです。
私はあの日から自律神経失調症になり、今もまだ通院しております。今は自分を大切にしながら生きて行くしかありません。テレビでも毎日の様にいろんな事件があり、本当に淋しいです。少しでも世
の中が恙無く生活出来る様に願っております。
まだまだ寒い日が続きますが、皆様お身体ご自愛下さい。
平凡な、平和な日が続きます様に心から願っております。